離島探訪☆徳之島


鹿児島からプロペラ機で南に飛ぶこと約1時間。奄美諸島に属する離島の徳之島に到着した。人口は2万人強で、海の幸に恵まれた南国の島。離島の地域経済をリサーチすべく、 軽自動車を走らせて信号のない県道を行く。2日間で島を4〜5周も走っていると、あちらこちらで面白いネタを発見する。ちょうど島の小中学校では運動会が開催されていて、集落ぐるみで島民大集合。気合いが入っている。およそ本州では見られないような学校名も味わい深い。手々(テテ)、母間(ボマ)、神之嶺(カミノミネ)… 学校脇を通ると、つい覗き込んでしまう。


地域の空気感を味わいながら車を飛ばしていると、100メートル間隔で徳田たけし氏のポスターが目に入る。言わずもがな、ここは徳洲会病院のお膝元。離島と言うと、健康長寿をイメージするが、病院に世話になる人はどの程度いるのだろうか。話を聞くと、実は、糖尿病をはじめ生活習慣病患者が多いという実情。これだけ海の幸に恵まれていても、食生活は別物。島の課題の一つは、食生活改善による健康増進なのかもしれない。実際に現地に行ってみて発見する魅力や課題は本当に多い。現地現場主義の醍醐味を味わいながら、旅は続く。

ムシロ瀬の巨岩上でブレイクダンスを試行