JFN: 食総合プロデューサー金丸弘美さんとの対談
来月に全国30のFMラジオ局で放送されるJFN "ON THE WAY ジャーナル WEEKEND”の対談パーソナリティとして番組を収録。各界で活躍する有識者を招いて「時代の視座」をテーマに対談する当番組で、今回のゲストは、食環境ジャーナリスト/食総合プロデューサーの金丸弘美さん。食を起点とするまちづくりアドバイザーの第一人者である金丸さんは、日本全国の1000以上にわたる農漁村を巡って活動を展開されている。この度、地域づくりの成功事例をまとめた『幸福な田舎のつくりかた』を学芸出版社から出版された。今回の対談では、地域事例をふんだんにご紹介頂きながら地域活性化の要諦を伺った。
食まちづくりの視点から地域活性化の成功事例に共通することは何か。まずは、地域の食材を洗い出すところから始まると金丸さんはお話下さった。地域の宝物は、意外と地元に住んでいる方では気づきにくく、外部からの視点も重要となる。今度はその地域の食材をテキスト化する。文化的背景、栽培法、料理、生産者、環境、季節などを明文化して、コンセプトやストーリーづくりへ。さらに、ワークショップという体験機会に接続させていく。金丸さんのお話は具体的で説得力がある。やはり現場のお話は本当におもしろい。学術的研究も重要だが、先行研究云々と言っている間におもしろいことは現場で起きている。